BMW325(A25)WBAAD21 昭和63年式 走行23万キロ エンスト後始動できない 

SOHC6気筒インジェクションエンジンで前出のタイベル切れヘッドOHの友人の車である。

出先の急な坂で停車後、乗り出しの時一度始動したもののエンストし、かからないとの連絡が入った。携帯越しにクランキング時の音を聞くと圧縮あるようなので点火系か燃料系と判断した。

後日、積載車で引き取りに行き、確認のためセルを回したがかからなかった。工場へ持ち帰りタイミングライトで点火系を見たら火花は飛んでいるようなので後は燃圧である。燃料パイプを少し外したら残圧がなく、ポンプ(インタンク式)を疑ってセルを回しても燃料が出てこなかった。(クランキング中にポンプが回る)

この車は右側座席後部下に燃料タンクがあり、後部座席下をめくるとサービスホールが見える。ポンプに軽い衝撃を与えセルを回すとポンプが回りだした。年式も古く距離も相当なのでポンプの寿命のようだ。新品ポンプ(約4万円)と燃料フィルタを交換し作業を終了した。
燃料フイルターは真っ黒なゴミが混ざった燃料が出てきた。

下のパイプは燃料ゲージ

バケツで受けた燃料フィルターのガソリン