ハイゼット冷凍車エヤコン時々冷えず サーモスタット不良
ダイハツ純正低温-20℃1コンプの冷凍車。型式S201Pで走行60万キロ。エヤコンが調子不良で入庫。時々冷えなくなりしばらくすると冷えだすという症状で一瞬冷えてもすぐ温風になると言う。最初点検時は調子良好だったので後日入れてもらうことになった。点検はコンデンサーモーター、コンプレッサーマグネットクラッチと見たが異常がなく、一応コンデンサーモーターを交換して様子見ることにした。アイドリング状態でしばらくするとクラッチが入らなくなり冷えなくなったのでMGクラッチに信号が来ているのを確認すると信号が来ていない。MGクラッチリレーに強制に電気通しても症状変わらず。冷凍機回路の高圧スイッチを確認しても正常。CPUの不良かと疑っい取り置きのCPUと交換したが変わらず。しばらくエンジンを見ているとラジエターロアーホースを手で触ったら熱くない。がラジエターファンは回っている。どうもオーバーヒート気味のようだ。ラジエターの詰まりを疑い外して点検したが正常だった。最後はサーモスタットになり交換してみると解消した。エンストするようなオーバーヒートではなく走行可能な状態なので判断が付きにくい。走行も多いので思い込みであたると遠回りした一件でした。(通常はランプが点灯しオーバーヒートを警告するが点灯しなかった)サーモスタットは経年変化で特性が変わり正常動作しなくなる場合が多い。冷却周りの交換作業があればついでに新品に交換しておくことが故障を防げる案件でした。