ハイゼットS500P警告灯とブザー音、オーバーヒート
平成29年S500Pハイゼット冷凍車、STD,AT走行8万キロ。トラックを冷凍車にした改造車(2コンプ)で当社で制作・販売した車両です。走行中にメーター警告灯(赤色)が点滅しブザー音が発生。ドライバーからの連絡が入り営業所まで5分程度なのでこのまま走るから後日見てくれと連絡が有りました。点検してみると最初は症状は無く走行してみると10分程度で事例発生。ラジエター電動ファンが回っておらずオーバーヒート一歩手前。メーターの赤色ランプが点滅から点灯し、ブザー音が大きく運転者に異常を警告している状態。以前のタイプでしたらメーター警告灯のみでそのまま走り続けてガスケットを飛ばし走行不能に陥るケースが大ですが、さすが大きな警告音は効果があるようです。
モーターの不良(ブラシの摩耗)か軽く衝撃を与えると弱々しく回り始めた。単体で見るとシャフト周りにブラシの黒粉が付着していた。8万キロ走行では少々早い気がするが、エヤコンや冷凍機作動時に回転するので、トラックモデルより消耗が早いのかもしれない。
交換はファンシュラウドを外しての作業ですが、写真のように上にしか取れないので前モデルS200系より作業工数がかかります。